過去の苦い経験は、あなたの捉え方と活かし方次第で武器になる

過去の辛い経験や苦い経験って、人は誰もが持っていると思います。

レベルの違いはあるとして…。

次の言葉は、よく耳にする言葉ですよね。

 

「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分自身だ。」

 

何らかのビジネスを本気で取り組んだことのある方は、必ず耳にしたことがある言葉だと思います。

この言葉に対して、ある成功者から次のような言葉をいただきました。

 

「他人は変えられないけど、成功することで過去は変えることができる。過去の辛かった経験が良かったと思えるようになるから。」

 

というものでした。

ビジネス駆け出しの頃の私は、そっか!よし頑張ろう!なんて思ったものです。

今、自分の会社を経営してみて、なんとか軌道に乗ってきた今、このような過去に学んだことと今の自分の状況を照らし合わせることがよくあるのですが、この “過去と未来”、”相手と自分” の捉え方に対しては、より思慮深く捉えることができるようになってきたので、自分自身のメモとしても残しておきたいと思います。

 

それは、、

 

  1. 過去の苦い経験が良い経験だったと切り替えられるのは、自分で仕出かした結果に対してのことである。
  2. 過去にどうしようもない奴等(パワハラ等)から与えられた心の傷は、自分がどれだけ成功しても美しい記憶になることはない。

 

ということです。

1は、言い訳ナシで過去に自分のやったことに対する悲惨な結果なわけですから、「あの失敗の経験があったから今がある」と素直に思えるというわけです。

ところがタチの悪いのは、2です。

これは、サラリーマン等のや雇われの方が対象となります。つまり、私自身のサラリーマン時代の経験を言っています。

パワハラ上司なんかにぶつかると、最悪でしょ。自分の意志ではもう何もコントロールできないわけです。

「全ての問題の原因は自分の中にある」なんて綺麗ごとを書いている本やSNSなんかにもっともらしく書いている人達がいますが、何度も言いますがそれは自分でビジネスを持っている人に対して言えることであり、サラリーマン等の雇われの場合には、そんなことを真に受けて仕事やっていたらあっという間に鬱になりますって(経験者は語るw)。

頭の痛い上司なんかには、「アホか、こいつ。しばいたろか」位の気持ちで、与えられた仕事は与えられた仕事として捉えてやらないと身が持ちませんよ。

「過去にどうしようもない奴等(パワハラ等)から与えられた心の傷は、自分がどれだけ成功しても美しい記憶になることはない。」

まず、このことが事実であることを受け止めてください。

過去にヤラれた心の傷なんて、どれだけ成功したって記憶から消せませんから。

ソフトバンクの孫さんにしても、楽天の三木谷さんにしても、神様じゃないんだから恨んでいる人の一人や二人は必ず居るでしょうし、今やっているビジネスの中でもいると思いますよ。

人間なんてそんなもんでしょー。

問題は、過去に消せない他人との苦い記憶を、この先どうやって自分にとってプラスとなるように捉えて生きていくか?だと思うんです。

ここが重要だと思います。

おそらく、以下の3つのパターンだと思います。

 

  1. いつまでも過去の苦い経験を悔やんだ生き方をする
  2. そんなのあんまり気にしないでリセットした生き方をする
  3. 過去の苦い経験をバネに絶対に負けてたまるか!と常に初心に戻すような生き方をする

 

これ、私は絶対に3の行き方をすべきだと思います。

この先、サラリーマンで人生の幕を閉じるのであれば、2が良いでしょうね。というか、会社組織の場合、1だと鬱になって困りますし、3だと会社のノウハウを持ちだして起業されちゃうので困るかもしれませんよねw

今日は、私自身にメモのために残しておきました。

ちなみに、私は3で生きています。

高校時代のある苦い経験、O社時代に鬱を経験した時に味わった挫折(その時に2人の人物から言われた一言と一言w)、そしてZ時代のパワハラ(爆笑)

この3点は、記憶から絶対に消し去ることはしません。

器の小さい男やのうと思われるかもしれせんが、本心ですので仕方がありません(-_-;)

 

アイブレイン株式会社
代表取締役
渡邊 益弘